荒川区

都電荒川線 全線モデルコース|途中下車のおすすめ電停と沿線観光スポット完全ガイド

ℹ️ 都電荒川線(東京さくらトラム)基本情報

  • 路線の特徴: 東京に残る唯一の路面電車
  • 区間: 三ノ輪橋(荒川区)〜早稲田(新宿区)全線12.2km
  • 電停数: 30電停
  • 所要時間(全線): 乗車のみ約50分
  • 運賃: 大人170円(ICカード168円)
  • 一日乗車券: 大人400円・小児200円(3回乗れば元が取れる)
  • バラの見頃: 5月中旬〜6月(沿線各所にバラが咲く)

都電荒川線は、三ノ輪橋(荒川区)から早稲田(新宿区)まで12.2kmを結ぶ、東京に残る唯一の路面電車です。

30ある電停のそれぞれに個性があり、途中下車しながら沿線を歩くのがこの路線の一番の楽しみ方です。飛鳥山公園、鬼子母神、雑司が谷霊園、梶原銀座商店街など、一本の路線だけで半日から一日楽しめる観光スポットが揃っています。

この記事でわかること

  • 都電荒川線の全線モデルコース(おすすめ電停と見どころ)

  • 三ノ輪橋・王子・荒川遊園地・鬼子母神前・早稲田など途中下車のポイント

  • 一日乗車券を活用した気ままな旅の楽しみ方

  • 春のバラ・桜など季節の見どころ

都電荒川線 全線3エリアの特徴

全線を大きく3つのエリアに分けると、それぞれに異なる魅力があります。

エリア電停区間雰囲気
東エリア三ノ輪橋〜町屋駅前下町・商店街
中央エリア荒川一中前〜荒川車庫前昭和レトロ・梶原・小台
西エリア王子駅前〜早稲田公園・寺社・文化系

一日乗車券(大人400円)を使えば、気になった電停で自由に乗り降りできます。全線乗り通すだけでも約50分の乗車体験が楽しめます。

途中下車おすすめ電停ガイド

三ノ輪橋(起点)商店街レトロと路面電車の原点

三ノ輪橋電停は、都電荒川線の起点であり、路線の中でも特に「昭和」の空気が濃い電停です。

電停のすぐそばに伸びる「ジョイフル三ノ輪商店街」は、全蓋式アーケードの昔ながらの商店街。肉屋・八百屋・和菓子屋など地元密着の個人商店が残り、散策するだけで下町の空気感を体験できます。

電停自体も昔の形をよく残した木製のホームで、乗り鉄・撮り鉄にも人気のスポットです。

アクセス東京メトロ日比谷線「三ノ輪」駅から徒歩約5分
周辺の見どころジョイフル三ノ輪商店街、浄閑寺

荒川車庫前 「都電おもいで広場」で昭和の車両に出会う

荒川車庫前電停のすぐそばにある「都電おもいで広場」は、かつて東京の街を走った2両の都電車両が保存・展示されている無料の屋外施設です。

昭和29年製の5500形と昭和37年製の旧7500形が展示されており、車内に入って運転席に座ることもできます。土日祝日を中心に開放されています。

都電荒川線の車庫が隣接しているため、さまざまな色の現役車両が出入りする様子も見学できます。

入場料無料
開放日土・日・祝日中心(荒川電車営業所 営業日)

王子駅前 飛鳥山公園と渋沢栄一の縁の地

王子駅前電停は、JR京浜東北線・東京メトロ南北線との乗換が便利な電停です。

徒歩すぐの飛鳥山公園は、江戸時代の8代将軍・徳川吉宗が桜を植樹した歴史ある公園で、約600本の桜が咲く花見の名所。紙の博物館・飛鳥山博物館・渋沢史料館の3つの博物館も園内にあり、雨の日でも楽しめます。

渋沢栄一(1万円札の肖像)がこの地に邸宅を構えていたことでも知られ、現在も渋沢史料館で関連資料を見ることができます。

おすすめ季節3月下旬〜4月上旬(桜)、6月(アジサイ)
入園料飛鳥山公園は無料(博物館は有料)

梶原(梶原銀座商店街)昭和の人情商店街

梶原電停から徒歩すぐの「梶原銀座商店街」は、昭和の面影を色濃く残す約70店舗が並ぶ商店街です。

八百屋・惣菜店・和菓子店・豆腐店など、地元の人々の日常の買い物を支える個人商店が揃っています。都電の車両をかたどった「都電もなか」で有名な和菓子店「明美」は、お土産に最適です。

商店街の入り口付近に都電の線路が通っており、踏切越しに走る都電を撮影できるスポットとしても人気です。

鬼子母神前 安産・子育ての神様と欅並木

鬼子母神前電停から徒歩約5分の「鬼子母神堂」は、安産・子育ての神として知られる日蓮宗の霊場です。

参道の両側に続く樹齢400年を超える欅(けやき)並木は、東京都指定天然記念物。夏は緑のトンネル、秋は黄金色の紅葉が美しく、散策コースとして人気があります。

鬼子母神の門前には老舗の駄菓子屋「上川口屋」(創業1781年)があり、昭和レトロな雰囲気の中でお菓子が買えます。

📌 鬼子母神堂
📍 住所
東京都豊島区雑司が谷3-15-20
🚃 アクセス
都電荒川線「鬼子母神前」電停から徒歩約5分
🕐 営業時間
参拝自由(社務所:9:00〜17:00)
📝 備考
入場無料。欅並木は東京都指定天然記念物

早稲田(終点)早大キャンパスと漱石ゆかりの地

都電荒川線の終点・早稲田電停は、早稲田大学のすぐそばに位置します。

電停から徒歩5分ほどで早稲田大学のキャンパスに入ることができ、大隈講堂や図書館などを自由に見学できます。

近くには夏目漱石が晩年を過ごした「漱石山房記念館」(要入場料)もあり、文学好きには外せないスポットです。

季節の見どころ

都電荒川線の沿線は季節によって表情が変わります。

季節見どころ主な電停
春(3〜4月)桜・飛鳥山公園・荒川遊園地王子駅前・荒川遊園地前
初夏(5〜6月)バラ・沿線各所のバラ園荒川車庫前・学習院下周辺
秋(10〜11月)鬼子母神の欅並木紅葉・飛鳥山の紅葉鬼子母神前・王子駅前
冬(12〜2月)空気が澄んで遠景がきれい全線

特に5月中旬〜6月のバラの時期は、沿線各所にバラが咲き誇り「東京さくらトラム」の愛称にちなんだ花の路線を楽しめます。

都電一日乗車券の活用法

都電荒川線を1日かけて楽しむなら、一日乗車券(大人400円)が断然おすすめです。

通常運賃170円で計算すると3回乗れば元が取れます。途中下車を繰り返しながら気ままに沿線を巡る場合、4〜6回は乗降することになるため、かなりお得です。

項目内容
料金大人400円、小児200円
購入場所都電の車内、荒川電車営業所、三ノ輪橋おもいで館など
特典沿線施設でのサービス(「ちかとく」対応)
有効範囲都電荒川線全線(当日限り)

おすすめの回り方・スタートの電停

初めての方: 三ノ輪橋スタートがおすすめです。起点から終点まで乗りながら、気になった電停で下車するのが最も自然なルートです。

時間が限られる方: 王子駅前(飛鳥山)か鬼子母神前を中心に、近接エリアだけを歩く半日プランが向いています。

写真を楽しみたい方: 梶原・小台・荒川車庫前周辺は昭和レトロな風景が豊富で、撮影スポットが多いエリアです。

📌 都電荒川線(東京さくらトラム)
📍 住所
三ノ輪橋(荒川区)〜早稲田(新宿区)
🚃 アクセス
出発地によって異なる。三ノ輪橋は東京メトロ日比谷線「三ノ輪」駅から徒歩約5分
🕐 営業時間
始発約5:30〜終電約23:00(電停により異なる)
📝 備考
一日乗車券:大人400円・小児200円。都電の車内または窓口で購入可

まとめ

都電荒川線は、途中下車を繰り返しながら半日から1日かけて楽しむのが一番の楽しみ方です。

  • 三ノ輪橋〜早稲田の全線12.2km・30電停、東京唯一の路面電車

  • 飛鳥山公園・梶原銀座商店街・鬼子母神前など途中下車の見どころが豊富

  • 一日乗車券(400円)を使えば3回以上の乗降でお得

  • 5〜6月のバラ、3〜4月の桜など季節ごとに表情が変わる

この記事を参考に、都電荒川線の旅を計画してみてください。